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真珠の歴史

天然真珠は、産出が非常に稀なため、古くから宝石として珍重されてきました。

なんと、紀元前3200年頃という、はるか昔から、すでに、エジプトでは知られていたとされています。

薬としての効能も期待されている真珠ですが、かのクレオパトラも、美しさを維持するためにと、酢に溶かし飲用したと言い伝えられています。

紀元前2300年頃には中国で、紀元前3世紀頃にはローマで、真珠が用いられていたという記述があるといいます。

古代ローマのプリニウスの『博物誌』では、「世界のあらゆる貴重なものの中で、最も高価な品物、至高の価値をもつ品、それは真珠である」といった記載があります。

ヨーロッパ貴族が、ルネッサンス期に、こぞって真珠に夢中になったことから、この時代を「真珠時代」と呼ぶ、歴史家もいます。

日本でも、『魏志倭人伝』では、曹魏に邪馬台国の台与が真珠を5000個送ったとの記載があります。

また、万葉集では、真珠を詠んだ歌が56首もあります。

古くから、真珠は、「月のしずく」や、「人魚の涙」などと呼ばれ、愛され続けてきたことが分かります。

ちなみに、日本における古代の真珠としては、奈良東大寺三月堂の不空羂索(ふくうけんさく)観音像の宝冠や白毫に見ることができます。

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